衛生管理
異物や食中毒菌の混入を防ぐため、製造現場へ入室する手順を厳重に定めています。まずマスクと帽子、白衣をきちんと身につけ、工場内専用シューズに履き替えます。次に粘着ローラーで衣服についた毛髪やホコリ等を除去し、定められた一定時間手を洗い、エアタオルでしっかり乾燥させ、エアーシャワーを一定時間浴びて、工場内に入ります。
微生物検査
一般生菌数や大腸菌群、大腸菌、黄色ブドウ球菌などの検査を毎日実施しており、出荷製品だけでなく、原材料である小麦粉や添加物についても同様に検査しています。また、使用機械の清掃後の拭き取り検査、落下菌検査等も実施し、常に製品が清潔な環境で作られているかを確認しています。
理化学検査
麺とスープが上手く絡むには、麺の水分量とpHも非常に重要な要素です。製品と原材料の小麦粉の水分量が常に規格内で維持されているのかを、かんすいが添加されている中華麺はアルカリ性なので、pHも常に規格内で維持されているかを毎日実施して、日々の生産が安定した基準で維持されていることを確認しています。
異物混入対策
ミキサーやローラー切刃など、製麺に関する設備には金属製が多く使用されているため、万が一に備え、全ラインに金属検出機を設置し、全品モニタリング検知を行っています。もしも製品に金属反応が出た場合には、即排出し、不良製品として出荷できないようになっています。
水分活性
食品の保存性を指標とする「水分活性値」を計測することで、麺の中に含まれている微生物が利用できる水分「自由水」の割合がどの程度含まれているかを把握し、製品の保存性や変性に活用しています。
官能・食味検査
生産した製品は、毎日必ず品質管理部と製造部が一緒に試食を行います。麺の形状・色味・食感をチェックし、「変化」が生じていないかを確認し、その詳細を記録・蓄積し、あらゆる状況を瞬時に生産に活かせるようにノウハウとして日々活用しています。また、麺がどのスープに合うのかスープマッチング一覧表を作成し、お客様からのお問い合わせに迅速に対応できるようにしています。